「KSHS」乳がん治療・乳房再建の経験者をメンバーとする「乳がん体験者の会」です。

KSHS代表(東京) 溝口 綾子

【自己紹介】
乳がん治療中も仕事を続け、情報収集の中から自分自身で治療法・病院などを選択。
治療から再建まで、納得いく治療を選択することができ美乳をゲット!
その経験・体験からKSHSを2009年に立ち上げ、”納得いく再建までの必要性!”を
発信している!【ブログはこちら⇒

【病、治療歴】
2007年右浸潤性乳管ガン、リンパ節転移あり、ステージUbの診断。
術前化学療法6ヵ月後、右乳房皮下乳腺全摘術・リンパ節郭清を聖路加国際病院にて受ける。
ホルモン療法(ノルバディックス)中。 2008年8月インプラント1回法にて再建を
ナグモクリニックにて受ける。

体験談

溝口 綾子

以前から気になるしこりがあり、2007年の4月に意を決して検診へ。私を検診した担当医の顔色が変 わり、すぐ乳腺外科へ回され細胞診を受けたところV期のがんと告知されました。リンパ節へも転移していて、1ヶ月入院し、かなり大きく全切除せねばならな いこと。そして放射線、抗癌剤、ホルモン治療も必要で、抗癌剤・放射線治療中には入退院を繰り返すことになると聞かされたときは、「死んでしまうの!?」 と、ガンと告知された事も勿論ショックでしたが、果てしなく続くであろうガン治療に、現実、仕事もあるのに…と途方にくれる思いでした。
「細胞診で、がん細胞を刺激したので、早く手術をしないと、ガンが広がる」と言われ手術は早いほうが良い!とせかされ1週間後に、手術日を予約したものの、せめてセカンドオピニオンだけは受けたい!と駆け回りました。が、セカンドオピニオンも直ぐには予約は取れず、それだけで1カ月待ちというところも多く、乳がんが珍しい病気ではないと言う現状を思い知らされました。

何とか、つてを頼って3つの病院でセカンドオピニオンを受ける事ができ、2つの病院から示されたの が、その頃の標準治療である「術前抗癌剤治療の後、温存の可能性も含めた摘出手術を行う」という治療方針でした。そして、細胞診では、がんは広がらない事 も確認でき、短期間に集めたいろいろな情報・先生方のお話から、“一番信頼できる!”と自分自身で感じた病院・先生・治療法方を、選択し、転院することに 決めました。

2007年5月、新しい病院での治療の開始です。
こちらでの診断は、「浸潤性乳管ガン Ub(腫瘍径4.5cm)、リンパ節転移あり、遠隔転移なし、グレード1、ER・Pgホルモン強陽性、HER2陰性
治療方針は、術前化学療法6ヶ月(CEF4クール→タキソテール4クール)、手術(全摘or温存)、放射線療法、ホルモン療法・・・でした。
そして、2007年5月末より治療開始、半年の抗癌剤治療、予想していた副作用(脱毛・悪心・吐き気・だるさ・痺れ・味覚障害・爪障害・・・)に悩まされ ながらも、周りの協力もあり、仕事を続けながら治療を続け、頑張った甲斐がありで腫瘍はかなり小さくなりました。、一時は温存できそうに思われたのです が、術前の画像診断で、腫瘍は縮小したものの、離れたところにも生き残りの腫瘍あることが判明しました。最終判断として、将来的に再建することも視野に入 れ、皮下乳腺全切除手術を受けることに急遽変更、2007年11月末「右乳房皮下乳腺全摘、リンパ節切除術」を受けました。
全摘した右のお胸は、あばら骨も露で、痩せた男の人様な感じ・・・でしたが、正直なところ、生活上はそれほど不便に感じてはいませんでした。でも、患者会 で再建手術経験者の方の“美乳”を見せてもらううちに喪失感がつのりはじめ、「失ったものは、取り戻したい!」と、「再建」への希望が強くなってきまし た。
「術後6ヶ月経ったら再建Ok」と言う主治医の言葉を受け、「失った乳房をキレイに取り戻す!乳房再建」を求め情報収集。3人の再建医の話を聞き、多くの 再建患者さんのお胸を拝見し、「早く、楽に、キレイになりたい!」と言う私の希望を叶えてくれる、再建方法を選択!2008年8月に「インプラント1回 法」にて美乳をゲットする事が出来ました。

自分自身の経験から、医療者と患者とのホンネで話し合える場が必要と、KSHS(キレイニ手術・本音で再建の会)を2009年2月より開始。

「キャンサーギフト」がんからもらった贈り物。

私の場合も、病気になったことで素敵な胸と豊かな人間関係に恵まれ、KSHSは勿論、2010年は素晴らしい写真集への参加、TVや雑誌の取材と、今まで では、決して経験できない多くの経験・体験が出来ました。そして、こうして笑顔で、元気に時間を過ごせることや、自分を必要としてくれる人、場所があることに感謝しながら生きています。
今度は私が、まだ見ぬ患者さんたちにギフトを贈る番だと感じております。

更に詳しい体験談(告知から手術まで)が雑誌「デンタル ハイジーン」に掲載されています。
こちらのPDFよりご覧になれます⇒
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